今回のカリフォルニアのディズニーパークを巡る旅の中でも特に印象深かったのが
トゥモローランドの観客参加型アトラクション「ジェダイ・アカデミー」だ。
息子が「スターウォーズ」のダース・ベイダーとライトサーベルで戦ったのだ。
思えば小学校4年生の頃に初めて劇場で観た映画が「スターウォーズ」、
抽選で当たるグッズが欲しくてコカコーラをずいぶん飲んだものだ。
ちなみに初めて劇場で観た邦画が実写版「ドカベン」、
野球をやる前の柔道部時代のエピソードが多かったように記憶している。
あれから約35年という年月を経て、
我が子がダース・ベイダーと対峙する日が来るのだから感慨もひとしおだ。
舞台上のジェダイの騎士から選ばれた子どもたち20人ほどがライトサーベルの使い方の指導を受け、
最後にダース・ベイダーやダース・モールと戦うのだ。
ガン・アクションが主流のアメリカンキッズに比べて、
サムライの国・日本から来た息子のセイバー裁きは実に安定感があり、
あっという間にフォースを会得してしまったようだ。
以前ミスターダンディーという番組で水道橋博士が
「テレビは刹那に消えゆくもの、映画は後世にまで残るもの」と語っていたが、
父と子が一つの作品を通じて30年以上の時を越えて共感をしあえることに
大きな喜びを感じる。
フォースとは常にそこにあるものなのだ。