水曜ロードショーで放送された映画「スラムドッグ・ミリオネア」を見る。
始まった瞬間から映画の世界に引き込まれ、
エンディングまでまで画面に釘づけになる面白さ。
インドの最下層の物乞いの子供が青年になり、
テレビ番組のクイズミリオネアに出場して莫大な賞金を得るというストーリー。
そんなに都合よく答えがわかるわけがないというツッコミを入れる者もいると思うが
生涯を物乞いで終えるストリートチルドレンの過酷な暮らしぶりがしっかりと描かれているので、
物語自体はおとぎ話でも良いのだ。
「こんな幸せが訪れたら良いのになあ」と空想しながら
最下層の暮らしのまま死んでいく映画では現実と同じで悲し過ぎる。
それにしてもクイズミリオネアのバックステージで
実際にこんなせめぎ合いがあるとしたら恐ろしい。
みのもんたさんもああやって出場者をハメているのかと
頭の中で空想がどんどん広がり、
みのさんの笑顔が何だか恐ろしいものに思えてくる。
記憶に残るいい映画体験だった。